シラバス
授業概要
情報産業論の講義では、ICT(情報通信技術)の進展と変化を踏まえ、情報産業の現状を理解することを主眼に置く。携帯電話会社、デジタルプラットフォーマー、e-コマース、デジタルマーケティング、メディア産業などの動向を取り上げる。これらの学習によって、学生は情報産業の新陳代謝が激しいこと、そこにビジネスチャンスがあること、新たなベンチャーが起業できることを理解し、将来の職業の選択に役立つ知識と能力を身につけることができる。
授業の到達目標
- 過去から現在までの情報産業の変遷を追い、現在の情報産業の状況を理解する。
- 情報技術の進歩によってもたらされた産業構造の変化と、その光と影について理解する。
- 情報技術の進歩と活用から生まれた新しいビジネスチャンスとビジネスモデルを理解する。
- 情報産業の新陳代謝が将来の職業の選択に与える影響を理解する。
授業計画
第1回 オリエンテーション,情報産業の定義と特徴、歴史的な発展過程
第2回 携帯電話市場の現状と今後の展望,サービスの多様化,競争環境の変化
第3回 e-コマースの定義と特徴,e-コマース市場の現状と今後の展望
第4回 メディア産業とその発展:伝統的メディアとデジタルメディア,ストリーミングサービスの台頭とその影響
第5回 情報産業の変遷と将来に関するディスカッションと総合レポート①(11月5日)
第6回 デジタルプラットフォーマーとその動き:デジタルプラットフォームの定義と特徴,社会に与える影響
第7回 クラウドコンピューティングの展開:クラウドの仕組み,クラウドサービスの基本構造,クラウド活用のメリットと課題
第8回 インターネットと起業:スタートアップの定義と特徴,スタートアップエコシステム
第9回 ソーシャルメディア:ソーシャルメディアの利用動向と影響力,インフルエンサーマーケティングの戦略と課題
第10回 インターネットビジネスのビジネスモデルに関するまとめと総合レポート②(12月17日)
第11回 DX(デジタルトランスフォーメーション):定義,発展とその影響
第12回 ビッグデータの活用と情報産業:ビッグデータの定義と特徴,データ駆動型社会
第13回 AIと情報産業:AI技術の進化とビジネスへの応用,AIによる雇用への影響と対策
第14回 情報産業と社会課題:格差、プライバシー保護など
第15回 生成AIの活用と情報産業に関するまとめと総合レポート③(補講日2月4日?)
教科書
主にインターネット上の情報を参照します。必要があれば資料を適宜配布する。
授業の到達目標に応ずる到達度の評価(評価方法・基準)
総合レポート(60点満点)、通常授業小テスト問題の答え(40点満点)に基づいて評価する。
※欠席、遅刻、途中退席等については学生受講規程に基づく。
第2回授業(10月15日)
授業内容:携帯電話市場の現状と今後の展望,サービスの多様化,競争環境の変化
練習問題
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参考サイト
- 総務省:情報通信白書
- 総務省:情報通信白書令和元年版:携帯電話の登場・普及とコミュニケーションの変化
- 総務省:通信市場の動向について
- モバイル社会白書
- LINEMO:スマホガイド
- 携帯電話 30 年の歩みと今後の展望
- 携帯電話事業者による金融事業参入と今後の注目点
- 携帯大手3社の生き残り戦略:「経済圏」拡大への挑戦
- みずほ銀行:通信産業の展望2025
- モバイル・エコシステムに関する競争評価 最終報告 概要
- スマホ経済圏 ドコモ、au、ソフトバンク、楽天のエコシステムのまとめ
- アプリのビジネスモデル4種類とマネタイズ成功のポイントを解説
- ゼロから始めるアプリ開発とマーケティング:アイデア、構築、販売までの完全ガイド
- 個人アプリ開発は儲からない?収益の仕組みや儲かる方法・実例を紹介
第1回授業(10月8日)
授業内容:オリエンテーション,情報産業の定義と特徴、歴史的な発展過程
練習問題
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参考サイト

