中小企業をキーワードとして,情報システムの活用を通して,企業の生産性を向上させ,これにより企業競争力の強化を応援しています。

基幹業務管理・生産管理システムの産学共同開発 

中小企業の基幹業務管理・生産管理システムを10社以上開発して、情報システムの活用による管理業務の効率化に関するノウハウを多数積んでいます。いままで 産学共同で開発したシステムは主に次のものがあります。

  • 段ボール生産工場の生産計画編成システム
    生産管理担当者の経験・ノウハウをルールとして表現し,ルールベース推論手法を活用して,生産計画を自動的に編成するシステムを開発しました。
  • 紙管製造会社の基幹業務管理システム
    顧客の受注から最終製品の出荷,売上代金の請求まですべての情報をデータベースに保存し,効率的に業務を処理するシステムを開発しました。特に顧客の注文仕様から自動的に原紙の所要量を計算し,原紙の在庫管理を最良に行うことができます。
  • 金属製品加工会社の基幹業務管理システム
    顧客の注文に合わせて金属製品を加工する受注生産企業において,顧客の受注から最終製品の出荷,売上代金の請求まですべての情報を効率的に処理システムを開発しました。
  • 自動車部品製造会社の基幹業務管理システム
    大手企業の下請け工場では,生産現場の製造進捗情報をリアルタイムに収集し,製造実績を効率よく集計するだけでなく,製品の適時集荷を保証できるシステムを開発しました。
  • 学生服卸販売会社の基幹業務管理システム
    学校・学園ごとにデザインが異なり,生徒・園児ごとにサイズが異なるため,学生服の仕様は膨大な数となります。また,学生服の販売は4月初め入学時期に集中するため,膨大な注文データを素早く処理し,製品を正しく出荷するシステムを開発しました。
  • プラスチック製品加工企業の基幹業務管理システムおよび生産計画編成システム
    完全な受注生産で,日々の受注部品点数が膨大なプラスチック製品加工企業では,受注から出荷までのすべてのデータをコンピュータで管理するシステムを開発しました。特に,製造日程計画の編成を半自動的に行うことができました。
  • 画像の自動認識機能を活用した見積書作成業務支援システム
    最近,新しい受注の見積を効率的に作成するために,画像の自動認識機能を活用し,10万枚もある過去の図面から類似図面を効率的に検索するシステムの開発に取り組んでいます。

情報システムの構築・運営に関する相談

 中小企業の業務管理情報システムの構築・運営と更新に関する技術な課題について様々な相談に応じております。

情報化と生産管理に関する講演

 福島県内および静岡県の中小企業団体からの依頼を受けて,中小企業の情報化および生産管理手法などに関する講演活動も行っています。

 いままで行った講演の題目は主に次のものがあります。

  1. 価値づくりを実現するための生産管理システム
  2. 中小企業の若返りと情報化
  3. 中小企業における効果的情報化について
  4. 競争力強化のためのデータ分析と活用方法