授業概要とねらい
経営における情報システムは,日常管理業務の効率アップと新しいビジネスの創造との2つの役割・機能をもつ。本講義では,経営情報システムの戦略的,戦術的と業務的機能を説明したうえ,経営情報システムの開発手順を勉強する。また,経営環境の変化に伴い,企業の競争戦略と企業経営の全体最適化における情報システムの役割,および企業のビジネスモデルに対する電子商取引の影響を学習する。さらに,デジタルトランスフォーメーションDXおよび生成AIの活用に関する最新動向と基本知識を理解することにより,これからのデジタル社会に適応していくのに必要な基本知識と基本教養を身につけてもらう。
単位認定基準
- 経営情報システムの基本概念,開発方法・手順を理解できる。
- 組織経営における情報技術の位置づけ・役割とその活用方法に関する基本知識を身につける。
- 経済と社会のデジタル化の動向・意義とその影響を理解できる。
授業計画
- 情報システムの定義・分類,経営戦略におけるITの役割(4/13)
- 企業経営の階層構造と経営情報システムの構成(4/20)
- 経営戦略と経営情報システム(4/27)
(5月8日(金),みなし月曜は休講) - ERP(企業資源計画)の概念・役割とERPシステムの導入,活用(5/11)
- サプライチェーン・マネジメント(SCM)と経営情報システム(5/18)
- 経営情報システムの基本と役割に関するまとめとレポート(5/25)
- 情報システム開発手法(1):ウォータフォールモデル(6/1)
- 情報システム開発手法(2):プロトタイピングとアジャイル開発(6/8)
- クラウドコンピューティングとその普及によるシステム開発の変化(6/15)
- 経営情報システムの開発に関するまとめとレポート(6/22)
- 電子商取引と経営情報システム(6/29)
- デジタルトランスフォーメーションDX(6/29)
- 経営における生成AIの活用とその影響(7/6)
- 経営情報システム導入の課題とリスク管理(7/27)
- 経営情報システムの最新動向と課題に関するまとめとレポート(8/3,補講)
教材・教科書
毎回の授業に際して,資料を配布する。
参考図書
- 宮川公男著:「経営情報システム」(第4版),中央経済社,2014(大学図書館所蔵)。
- 内山悟志著:「デジタル時代のイノベーション戦略」,技術評論社,2019(大学図書館所蔵)。
- 大嶋淳俊著:「デジタル経営学入門」,学文社,2021(大学図書館所蔵)。
- 内山悟志著:「新しいDX戦略」,インプレス,2021(大学図書館所蔵)。
授業以外の学習
- 各回のテーマに文献・資料等を収集し事前に内容を把握しておくこと。
- 授業で配布された資料や授業中にとったノート・メモを参考にして、授業内容の予習・復習を行うこと。
- 毎回の授業を受講した後,小テスト問題に回答し提出すること。
- 単位制に基づき、少なくとも60時間の授業外学修時間を必要とする。
成績評価の方法
毎回授業に提出された平日課題(40点),レポート(3×20=60点)により評価する。
成績評価の基準
- S:単位認定基準を満たし、かつ全ての項目で優秀な学習成果をあげた(90〜100点)
- A:単位認定基準を満たし、かつ多くの項目で優秀な学習成果をあげた(80〜89点)
- B:単位認定基準を満たし、かついくつかの項目で優秀な学習成果をあげた(70〜79点)
- C:単位認定基準を満たす最低限の学習成果をあげた(60〜69点)
- F:単位認定基準の学習成果をあげられなかった(〜59点)
オフィスアワー
授業期間中の月曜日14:40~16:00。それ以外の時間も対応可能で,アポイントをとってください。
授業改善・工夫
専門用語が多くて,パソコンに詳しくない受講者は大変なところがあるため,なるべくわかりやすく説明する。
留意点・注意事項
この授業を受講する際,パソコンと情報技術に関する基本知識が必要である。基本的な専門用語さえ理解できていない者は非常に困難なところがある。わからないところがあればすぐ質問したり,インターネットを活用し検索するように積極的に学習に取り組むことは不可欠である。

平日課題とレポートの提出状況確認:
こちらのリンクをクリックしてください(5月25日授業の際公開したパスワードを使ってください)
第8回授業:情報システム開発手法(2):プロトタイピングモデル,スパイラルモデルとアジャイル型開発
練習問題:
こちらのリンクをクリックしてください。(パスワードが必要)
参考サイト:
- ウォーターフォール開発の限界と進化型プロトタイプ開発への期待
- 要件定義を成功に導く1 2 8の勘どころ
- なぜ情報化投資は初期計画より増えるのか?
- システム開発における要件定義の重要性と進め方のコツ
- SEにとっての要件定義の難しさについて考えてみた
- アジャイル開発・スクラムの進め方とポイント
- プロトタイピングモデルとは
- システム開発3つの開発方式を解説(ウォーターフォール・プロトタイピング・アジャイル)
- 非ウォーターフォール型開発
- DevOpsとは?意味やアジャイル開発との違い、メリットをわかりやすく解説!
第7回授業:情報システム開発手法(1):ウォータフォールモデル
参考サイト:
- 開発手法の基礎、ウォーターフォールモデルの特徴とは
- ウォーターフォール型開発とは?非常に分かりやすく解説します!
- ウォーターフォールモデルと成果物
- 上流工程は難しい!?10分でわかる上流工程の仕組みと流れ
- 構造化分析・構造化設計資料 – SESSAME
- ソフトウェア開発現代史: 製造業とソフトウェアは本当に共存できていたのか?品質とスピードを問い直す
第6回授業:経営情報システムの基本と開発に関するまとめとレポート
レポートの提出は締め切りました。
第5回授業:サプライチェーン・マネジメント(SCM)と経営情報システム
参考サイト:
- サプライチェーンマネジメント(SCM)とは何か? 基礎からわかる仕組みと導入方法
- サプライチェーンマネジメントの企業事例と基礎
- TOC/SCMによる経営革新
- SCM(サプライチェーンマネジメント)とは?メリットや導入事例
- サプライチェーンマネジメント(SCM)システム「SynapseSUITE」
- 物流管理の基本知識【図解】
- サプライチェーンプランニング(SCP)とは
- 次世代の流通情報システム標準化 – 一般財団法人流通システム
- GS1 Japan(流通システム開発センター)
第4回授業:ERP(企業資源計画)の概念・役割とERPシステムの導入,活用
参考サイト:
- ERPパッケージとは?
- ERPとは?ERPと基幹システムとの違い・導入形態と導入の流れを解説
- Cloud ERP Practice Portal
- グローバルERP ERP導入を基軸とした経営改革/業務改革
- グローバル時代に必要なERPとは?
- (論文)わが国上場企業の「会計情報システム」構築の実態と展望
- (論文)ERPシステム構築の現状
- (論文)BPRとERPによる新経営情報システムの構築
- (論文)ERPパッケージが支える基幹業務システムの役割の変容
第3回授業:経営戦略と経営情報システム
授業内容:
- 戦略情報システムSIS
- BPR(ビジネスプロセスリエンジニアリング)
参考サイト:
- 経営情報システム概念の変遷
- ヤマト、セブン、花王が「SIS」で競争優位を作れたワケ
- 経営システ ムにおけるSISの 役割
- BPRとは何か? 基礎からわかる進め方の基本と事例
- 日本能率協会コンサルティング「『BPR(業務の抜本的改革)』に関する実態調査報告書」
- 業務改革・業務改善(BPR)に失敗する理由を失敗事例から紐解く
第2回授業:企業経営の階層構造と経営情報システムの構成
授業内容
- 企業経営と意思決定の階層構造
- 利用階層による経営情報システムの構成と分類
- 経営情報システムの仕組み
参考サイト:
- 経営情報システム概念の変遷
- 経営情報システム論(岩手県立大学)
第1回授業:情報システムの定義・分類,ビジネス情報システムとエンジニアリングシステム
授業内容
- 情報システムとその分類
- ビジネス情報システム
- エンジニアリングシステム
参考サイト:

