研究室概要

 董研究室は理工学類経営システムコースに所属しています。文理融合を基本理念として,経営情報システム,データ科学と人工知能応用などの各分野の教育・研究・産学連携活動を行っています。
 教員の詳細紹介と研究室のアクセス情報は教員紹介のページへ。
 また,福島大学教育研究業績管理システム関連ページにも教員の教育・研究・産学連携情報を多数掲載しています。

教育活動

教育方針: 理魂文才型の人材育成を目指します。

 日本を代表する製造企業の多くは,優れた技術を使って高品質・低コストの商品を開発・製造する「ものづくり」を頑張っても,利益・付加価値といった経済的な価値の創出,つまり「価値づくり」に結びつかなくなってきています。持続的な価値づくりを実現するために,独自な技術を開発するだけでなく,組織能力での差別化も必要です。技術と経営の両方に通じたダブルメジャーの人材が求められています。
 董研究室はしっかりした理工基礎を身につけ管理職に必要な経営センスをもち,多種な企業に就職できる理魂文才型の人材育成を目指しています。

 具体的な担当授業科目などはこちらの教育活動のページへ。

研究活動

キーワードは横断,融合と連携

 工業自動化学科出身で,主に電気・電子・制御工学および情報工学を勉強したが,経営工学学部の教員に就職したため,数理的手法と人工知能手法を基本ツールとして,企業の経営課題をシステム工学的な視点からとらえ,文理融合的な研究を行っています。
 いままで取り組んできた主な研究テーマは次のとおりです。

  • 生産スケジューリング( 日程計画編成手法 )
  • 最適な輸送計画の編成手法
  • 中小企業向けの取引先信用評価システムの開発
  • セル生産の生産性と人的要因との関連解析
  • セル生産システムにおける作業者の適性評価

 最近は主に次の課題を中心として研究活動に取り組んでおります。

  • セル生産における作業者のモチベーションと作業効率の向上策に関する研究
  • データの比較可能性に関する研究

 研究活動の詳細はこちらの研究活動のページへ。

 いままで発表した学術論文などはこちらの著書と学術誌論文ページへ。

産学連携活動

キーワードは中小企業

 中小企業の基幹業務管理・生産管理システムを10社以上開発して、情報システムの活用による管理業務の効率化に関するノウハウを多数積んでいます。いままで産学共同で開発した主なシステムは次のものがあります。

  • 段ボール生産工場の生産計画編成システム
  • 紙管製造会社の基幹業務管理システム
  • 金属製品加工会社の基幹業務管理システム
  • 自動車部品製造会社の基幹業務管理システム
  • 学生服卸販売会社の基幹業務管理システム
  • プラスチック製品加工企業の基幹業務管理システムおよび生産計画編成システム

 最近,画像の自動認識機能を活用し,過去の図面から類似図面を効率的に検索し,見積書の作成業務を支援するシステムの開発に取り組んでいます。
 また,中小企業の業務管理情報システムの構築・運営と更新に関する技術な課題について様々な相談に応じております。

 産学連携活動の詳細はこちらの産学連携活動のページ